米陸軍が首都ワシントンの上空で展開しているヘリコプター「ブラックホーク」による秘密の任務について、国防総省がごく一部を明らかにした。
「緊急の機密飛行任務」を支援するための乗組員や移動、メンテナンス向けに155万ドル(約1億6700万円)の追加予算を承認するよう陸軍が連邦議会に求めた。2019会計年度(18年10月−19年9月)予算で、優先度が高いとされるプログラムの資金を組み替えるための今月の要求(25億ドル)の一環だ。
「追加の資金が得られなければ、陸軍はこの秘密の任務を遂行できない」と国防総省は説明。予算が認められれば、ワシントンに近いバージニア州フォートベルボアにあるデービソン陸軍飛行場の機密情報隔離施設(SCIF)の特殊部隊にも充てられるとしている。
この秘密作戦がホワイトハウスなどの連邦政府の建物を守ることが含まれるかや国防総省の統合特殊作戦司令部(JSOC)の特殊部隊が関与しているかなどについて、陸軍のウェイン・ホール報道官はコメントを控えたが、作戦は19会計年度の早い時期に始まり、「任務期間は不確定」だと電子メールでコメントした。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-07-23/PV2V2E6TTDS001