アメリカの次の国防長官に指名されているエスパー氏が来月上旬に日本を訪問する方向で調整を
進めていることがわかりました。イラン情勢が緊迫するなか、ホルムズ海峡の安全確保に向けて
アメリカが検討している有志連合の構想や、対立が深まっている日韓関係をめぐり意見を交わすと
みられます。
複数の日米関係筋によりますと、アメリカのトランプ大統領から次の国防長官に指名されている
エスパー陸軍長官は、来月6日から2日間の日程で日本を訪れる方向で調整を進めているということです。
エスパー氏は23日に議会上院で承認され、国防長官に就任する見通しで、長官就任後、
初の訪日となります。
今回の訪問は、日本のほかオーストラリアや韓国など、5か国歴訪の一環で、日本での滞在中、
安倍総理大臣や岩屋防衛大臣との会談が調整されており、イラン情勢が緊迫するなか、
ホルムズ海峡の安全確保に向けてアメリカが検討している有志連合の構想について意見を交わすと
みられます。
また対立が深まっている日本と韓国の関係をめぐり、北朝鮮の非核化や海洋進出を加速させる中国への
対応にあたる上で、アメリカとしては日米韓3か国の安全保障面での連携が欠かせないとの立場から
日韓双方に対話による問題の解決を促すものとみられます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190723/k10012004361000.html