2020年東京五輪のチケット販売で1次抽選の敗者復活にあたる「追加抽選」に、メダル決定戦などの
人気セッションが含まれることが20日、複数の関係者への取材で分かった。
大会組織委員会はこれまで、メダル決定戦や人気競技の販売は難しいと説明してきたが、
人気競技が売り出されることで、1次抽選の落選者にとっては朗報となる。“敗者復活戦”の実施時期は
8月上旬となる見込み。
バスケットボールやバレーボール、サッカーなどの人気競技も売り出される。ビーチバレーや
ホッケーなど団体球技も販売され、予選だけでなく決勝トーナメントなどもあるという。
メダル決定戦には陸上などが含まれる見通し。売れ残った不人気ともいわれるチケットばかりが
売り出されるとされてきた同抽選。インターネット上の書き込みなどでは「売れ残り販売」「在庫処分」
などとやゆされた部分もあった。しかし、メダル決定戦や決勝トーナメント、人気競技が含まれることで、
落選者にとって敗者復活の期待はより一層高まる。組織委は4日の「追加抽選」実施発表時点では、
メダル決定戦などの人気セッションは販売しない見込みとしていた。
同抽選は1次抽選で1枚も当選しなかった人しか申し込めない。また、組織委はこれまで
「セカンドチャンス」との名称で呼んでいたが、秋以降に実施する2次抽選と混同しやすい点や、
他に商標登録があったとの理由から、同呼称を取りやめる。
https://www.nikkansports.com/sports/news/201907200000727.html