18日、京都市の「京都アニメーション」のスタジオが男に放火され、33人が死亡した事件を受けて、人気アニメ「けいおん!」の舞台のモデルとされる豊郷町の小学校の旧校
舎には、事件を知って訪れたファンが激励のメッセージを残しました。
豊郷町の豊郷小学校の旧校舎は、10年前に放送されたアニメで、軽音楽部の女子高校生たちの友情を描いた「けいおん!」の舞台のモデルとされ、施設を管理する町によります
と、現在も年間2万人から3万人ほどのファンが全国から訪れるということです。
19日は、「京都アニメーション」のニュースを見て駆けつけたというファンの姿が見られ、このうちの1人は施設に置かれたノートに「京都アニメーション負けるな!」などと
激励のメッセージを残していました。
大阪から来た20代の男性は「ここにはもう何十回も来ていますが、1人のファンとして何か言葉を残さないといけないと思って来ました」と話していました。
また、地元の30代の女性は声を詰まらせながら、「つらいです。現場には行けないのでせめて花だけでも供えようと思ってここに来ました」と話していました。
町は、地元のファンから犠牲者を供養する花束が届けられたことから、当分の間、旧校舎の関連施設の一角に献花台を設け、犠牲者を悼むことにしています。
豊郷町産業振興課の大川尚輝主事補は、「アニメの影響で多くの観光客が訪れ、京都アニメーションには感謝していたので事件はとてもショックです。町として可能なかぎり応援
していきたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20190719/2060003091.html