トヨタ自動車は18日、来年の東京五輪・パラリンピック専用の電気自動車(EV)を発表した。
競技会場敷地や選手村内で使用し、高齢者や乳幼児連れ、競技用具を持った選手らの近距離移動をサポートする役割で最大6人乗り。
車いすの人らも容易に乗れるよう座席配置などを工夫しており、担架を乗せて救護用にもなる。大会前のテストイベントで使用を始め、本番に向け改善を重ねる計画だ。
トヨタは大会の「ワールドワイドパートナー」として移動車両を独占提供することになっている。来年に発売予定の超小型EVと一部を共通化したという。
「APM(アクセシブル・ピープル・ムーバー)」と名付けられたEVは全長約3・9メートル、幅約1・6メートル、高さ約2・0メートル。
ドアがなく開放的でカートのような作りで、3列シートで左右から乗り降りできる。
https://www.sankei.com/economy/news/190718/ecn1907180027-n1.html
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