名護市辺野古の埋め立て承認の撤回を国土交通大臣が取り消した採決をめぐり、国地方係争処理委員会が県の審査申し出を却下したことを受け、県は17日、裁決の取り消しを求め提訴しました。
普天間基地の辺野古移設をめぐってはことし4月国土交通大臣が県の埋め立て承認撤回を取り消す裁決をし、県はこれを不服として国地方係争処理委員会に審査を申し出ていましたが、先月、委員会は県の申し出を却下しました。
これを受けて県は地方自治法に規定された手続きに則り、大臣の裁決の取り消しを求めて17日午後、福岡高裁那覇支部に提訴しました。
「国土交通大臣の裁決は、あたかも選手と審判を同じ人物が兼ねているようなもので、まさしく自作自演、結論ありきで公正さにかけていると言わざるを得ません」(玉城知事)
県は、沖縄防衛局が国交大臣に審査請求を行うことは誤りで、関与は違法だなどとして裁決取り消しを求めていく方針です。
国交大臣の採決に対して県は、この訴訟とは別に行政事件訴訟法に基づき取り消しを求める「抗告訴訟」も早ければ今月に提起する方針です。
https://www.rbc.co.jp/news_rbc/%e8%be%ba%e9%87%8e%e5%8f%a4%e8%a3%81%e6%b1%ba%e5%8f%96%e3%82%8a%e6%b6%88%e3%81%97%e6%b1%82%e3%82%81%e5%9b%bd%e3%82%92%e6%8f%90%e8%a8%b4/
https://youtu.be/CeirtIp8Ch0