福井県は7日、同県大野市で見つかった野生イノシシ2頭が豚コレラに感染していたと発表した。
豚コレラは岐阜、愛知両県の養豚場などで相次いでおり、感染したイノシシは
三重を含めた3県で見つかっているが福井県内では初めて。県は養豚場での感染防止策を強化する。
県によると、6月24日に県境から約1.2キロの
岐阜県郡上市で感染イノシシが見つかり、捕獲と検査を強化。
同月29日と7月3日、岐阜県境から約17キロにある大野市の2地点で、
地元の猟友会が設置したわなにかかっている雄2頭を見つけた。
福井県の検査で5日に陽性反応が出て、国の検査で6日、確定した。
県内では8施設で計約2600頭の豚を飼育しているが、現時点で異常などは報告されていない。
県は捕獲場所から10キロ圏内にある市内の養豚場1施設を監視対象とし、
異常の有無を毎日報告するよう求めた。〔共同〕
福井で感染イノシシ初確認 豚コレラ、岐阜県境の大野
2019/7/7 18:33
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47064460X00C19A7CZ8000/