安倍晋三首相は2日、大阪城にエレベーターを設置したのは「大きなミス」と言及したことについて「日本は文化財などの復元にも大きな力を持っていることをアピールしたかった。バリアフリーの社会に異論を唱えるような発言ではない」と釈明した。
自民党本部で首相と面会した萩生田光一幹事長代行が記者団に明らかにした。
首相は「障害者やお年寄りに不自由があってもしょうがないと聞こえるかのような発言はちょっと遺憾だった」とも語ったという。
菅義偉官房長官も2日の記者会見で「全く問題ない発言だ。大阪城の歴史的価値と復元の経緯に触れたものであり、批判されるものではない」と述べた。