“ながら運転”裁判 遺族が法廷で被告に質問(新潟県)
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去年9月、新潟県南魚沼市でスマートフォンを見ながら車を運転して女性を死亡させた罪に問われている男の裁判だ。法廷で死亡した女性の夫が被告になぜスマホを見ながら運転したのか直接質問した。

 起訴されているのは、上越市の下山公堂被告(51)だ。
 起訴状によると、下山被告は去年9月、南魚沼市の関越道でスマートフォンを見ながらワゴン車を運転し、魚沼市の井口百合子さん・当時39歳のオートバイに追突し、死亡させた過失運転致死の罪に問われている。
 24日は被告人質問が行われ、下山被告が以前にも車が廃車になるほどの脱輪事故など3回、交通事故を起こしていたことが明らかになった。
 被害者参加制度を利用し、井口さんの夫も質問に立ち、「過去に事故を起こしたにも関わらず、なぜ運転中にスマートフォンを見たのか」と尋ねると、下山被告は「当時は反省していたが、漫画を見たいという衝動を抑えきれず見てしまった」と話した。
 亡くなった井口さんの夫・井口貴之さんは「前見て運転していればそんなに頻繁に事故は起こさないと思う。職業ドライバーがやるような運転の仕方じゃないなと感じました」と話した。
 裁判は7月16日に論告求刑が行われる。