ポンペオ米国務長官は16日、米国はイランとの戦争を望んでいないが、中東の石油輸送の要衝における航行の安全を確保するため
外交を含めあらゆる手段を講じるとの考えを示した。
https://s4.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&;d=20190617&t=2&i=1398535731&r=LYNXNPEF5G00Y&w=1280
長官はFOXニュース・サンデーのインタビューで、ホルムズ海峡に近いオマーン湾で13日に起きたタンカー攻撃に関連し、
「戦争はしたくない。抑止のためできることをやってきた」と述べ、「イランによるこうした行動を抑止するため米国が取り組みを継続することを
イランは非常に明確に理解すべきだ」と強調した。

タンカー攻撃にイランが関与したとの米政府の見解も擁護し、前週公開した映像のほかにも証拠があると指摘。
「情報機関は多くのデータと証拠を持っている。国際社会もその多くを見ることになる」と述べた。

また、石油輸送の要衝における航行の安全を確保するため「外交およびその他のあらゆる措置」を講じると表明した。
その上で、15日に複数の外国当局者と電話でタンカー攻撃について協議したとし、国際的な対応を検討していると明らかにした。

ホルムズ海峡における航行の自由に大きく依存する国として日本や中国、韓国、インドネシアに言及し、
「(これらの国が)自国の経済や国民に対するリスクやイランによる常軌を逸した行為を認識すれば、米国に加わると確信している」と語った。

https://jp.reuters.com/article/mideast-attacks-usa-pompeo-idJPKCN1TI00J