S&W M360J “SAKURA”
http://www.tanaka-works.com/wp-content/uploads/2016/01/sakura_hw.png

日本の警察の要請に応じたカスタマイズ・モデル。.
357マグナム弾の使用が求められなかったことから、シリンダーは、チタンより
安価なステンレス鋼製とされた。
またグリップはニューナンブM60の最終生産型やM37エアーウェイトの日本警察
仕様と同様、フィンガースパーを付するとともに底面にランヤードリングが設置
されている。
なお、左フレームのシリアルナンバーの下には"SAKURA M360J"および"NMB"
(ミネベア)と刻印されており、このためにS&W社とミネベア社の共同開発との説も
あったが、実際には開発・製造はほぼS&W社で行われており、ミネベア社では
グリップやランヤードリングの追加などのみが行われている。

日本の警察では、M37エアーウェイトの生産終了を受けて、2006年より調達が開始
され、2011年までに約2万5000丁が配備されていた。
しかし2009年より複数の県警よりひび割れの報告があり、これを受けて警察庁が
指示した一斉点検により、約200丁で亀裂が発見されて回収されるとともに、メーカーに
対して改善が要請された。
その後調達が再開され、2015年現在でも配備数は増加している。