四国新幹線の整備に向けて四国4県の自治体や経済団体などでつくる団体が高松市で総会を開き、今年度も国に対し早期に整備計画を定めるよう働きかけていくことを決めました


四国新幹線整備促進期成会は2年前、四国4県や四国の経済団体など46の団体が設立した組織で、13日高松市で開かれた総会には27人が出席しました。

総会では、昨年度は国への働きかけに加えて四国新幹線の整備による岡山県への経済効果を調べたことなどが報告されました。続いて、今年度の事業として最高設計速度や建設費
用などを盛り込み、新幹線の建設には不可欠な整備計画を早期に定めるよう国に対して働きかけることや岡山県にも理解を求めていくことなどを決めました。

また総会では、四国経済連合会の千葉昭相談役が昨年度に続いて会長に選ばれ、「これまで動かなかった山が少しずつ動き出したという期待感をもっている。この機に力を合わせ
て活動を展開し成果を求めていきたい」と抱負を述べました。

四国新幹線は、瀬戸大橋を渡って岡山と四国4県の県庁所在地を結ぶルートが想定されていますが、国の計画は昭和48年に定められた基本計画にとどまっていて、整備計画が定
められた整備新幹線に格上げできるかどうかが課題となっています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20190613/8030003882.html