【ワシントンAFP=時事】寝室のテレビや照明をつけたまま寝る女性は太りやすい可能性があるとの
最新の研究結果が10日、発表された。(写真は資料写真)
米国医師会の医学誌「JAMAインターナル・メディシン」に掲載された今回の研究論文は、
米国女性4万4000人近くを対象とする調査に基づいている。調査参加者には5年後に追跡調査を実施した。
研究では、参加者の女性を夜間の人工光への暴露(ALAN)の程度に応じてグループに分けた。人工光の
光源は、小型の常夜灯や時計付きラジオ、窓から差し込む街灯の光、テレビ、室内用照明などさまざまだった。
寝室のテレビや照明をつけたまま寝る女性は、調査期間内に体重が5キロ以上増加する確率が
17%高かったことが、今回の主な研究結果の一つといえる。睡眠時間、食事、身体活動などの因子について
調整を行った後でも、この相関関係は強いままだった。
論文の執筆者らは、結論として因果関係を導き出せたわけではないと注意を促しつつも、暗い部屋で
睡眠を取ることを後押しする証拠が増えつつあり、今回の結果もその一つに加えることができると指摘している。
https://www.jiji.com/jc/article?k=20190612038725a&g=afp