養父市で、中山間地の農作業を効率化するための実証実験として、無線で遠隔操作できる草刈り機を使った作業が行われました。
この実証実験は養父市などが行っていて、11日は、急傾斜地にある国家戦略特区の規制緩和を活用して設立された農業生産法人の田んぼに、最新の草刈り機が持ち込まれました
。
この機械は、無線で遠隔操作できるのが特徴で、40度以上の傾斜を4輪のタイヤで上り下りし、次々と草を刈っていきました。
実証実験では、作業時間の4割削減を目指していて、機械の位置情報などのデータを収集して、今後、2年間かけて作業の効率化を進めることにしています。
養父市国家戦略特区・地方創生課の東宏樹主事は、「最新の機械の導入で高齢化や人口減少で担い手不足に直面している農業の課題解決に役立てたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20190611/2020004062.html