レオパレス21は、施工に不備が見つかった建物が、先月末の時点で前月よりも1100棟余り増えたことを
明らかにしました。これで不備が見つかった建物は1万6700棟と全体の4割以上に当たります。

建物の耐火構造が、法律の基準を満たさないなどの施工不備が問題となっているレオパレス21は、
建設した約3万9000棟すべてを対象に調査を進めています。

その結果、何らかの不備が見つかった建物は、先月末の時点で、前月よりも1100棟余り増えたということです。

不備が見つかった物件はこれで1万6766棟と、この会社が建設した建物全体の42%に当たります。

一方で、約1万7000棟、全体の43%余りについては、調査が終わっておらず、国土交通省は調査のうえ、
ことし10月までにすべての建物の補修を終えるよう指示しています。

また、調査や補修に伴って、一部で入居者の募集停止を続けているため、レオパレス21の先月末時点の
入居率は去年の同じ時期より10%余り低い81%と、採算の目安とされる、80%近くにまで落ち込んでいます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190611/k10011948091000.html