次期OS「iOS 13」と「macOS Catalina」では、Bluetoothを利用したデヴァイスの探索が可能になる。
周囲にあるアップルの端末が行方不明になったデヴァイスの発するBluetoothシグナルを検知すると、
位置情報をクラウドに上げるという仕組みだ。
つまり、盗まれたノートパソコンが犯人のバッグの中でスリープ状態になっていても、現在どこにあるのか
わかるというのだ。さらに、アップル独自の暗号化システムのおかげで、所有者以外の誰かがデヴァイスの
位置情報を割り出すことは不可能になっている。それはアップルも同じで、新しい「Find My」では端末が
どこにあるか知ることができるのは、ユーザー本人に限られている。
フェデリギはWWDCの基調講演で、「位置情報データのやりとりは、すべてエンドツーエンドで暗号化
されています」と説明している。「通常のネットワークトラフィックのごく一部を利用するため、
バッテリーやデータの使用量を心配する必要もありません」
基調講演後に『WIRED』US版が電話取材したところ、アップルの担当者が「暗号化された匿名」のシステムが
どのように機能するかを説明してくれた。デヴァイスがBluetooth経由で常に位置情報データを発信している
状態で、所有者以外にその情報がわからないようにするには、どうすればいいのだろうか──。
アップルが考え出したのは、複数の端末を使うという方法だ。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190610-00010000-wired-sci