小学生の筆箱を見せてもらい、鉛筆が「2B」ばかりなのに驚いた。40代の記者にとって、鉛筆と言えば「HB」。小学校時代、それ以外を手にする機会は少なかった。メーカ
ーに聞くと、鉛筆全体の売り上げに占める2Bの割合は半数近くを占め、HBの2倍以上に上るそう。いつの間に、なぜ−。主役交代の背景を探ると、子供の好みの変化だけでな
く、大人の鉛筆離れが影響していた。
https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201906/0012411483.shtml
業界大手トンボ鉛筆(同)の1999年の売上比率は、(1)HB43%(2)2B22%(3)B21%−だった。その後、Bは増えてHBは減り、2006年には、(1)2B36%(2)B30%(3)HB26%−と、
2BがHBを上回った。そして17年は99年比で2BとHBがほぼ入れ替わり、(1)2B47%(2)HB23%(3)B20%だった。