「結婚する相手には、たばこを吸わない人が良い」と7割の独身者が思っている――。国立がん研究センター(東京)が、そんな調査結果を発表した。

調査は、家族のたばこに関する意識を調べるのが目的で今年3月、インターネットで喫煙者、非喫煙者1000人ずつ計2000人にアンケートした。

それによると、結婚している人で配偶者が「毎日吸っている」「時々吸う日がある」人のうち、「たばこをやめてほしい(禁煙してほしい)」と思っている人は61%だった。
たばこを吸っている子どもがいる親では、子どものたばこを「やめてほしい(禁煙してほしい)」と思っている割合は75%だった。
未成年の子どもがいる親では、子どもが20歳以上になった時に「絶対、たばこを吸わせたくない」「できれば、たばこを吸わないでほしい」と思う人が82%に上った。

配偶者のいない人に対し、結婚する場合の相手について尋ねた質問では、「絶対、たばこを吸わない人が良い」「できれば、たばこを吸わない人が良い」との
答えが70%で、たばこを吸わないことを結婚の条件とする意見が多かった。

調査をまとめた同センターがん対策情報センターたばこ政策支援部では「喫煙や受動喫煙による健康影響についての知識が普及している中で、
配偶者や子どものたばこについて、やめてほしいと思う割合が高いことがわかった」としている。

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20190605-OYTET50020/