国内PCメーカーが史上初の首位陥落の衝撃! Intel製CPU供給問題が業界勢力図を変えた

日本のPC市場で、歴史的な出来事が起こった。

それは、日本のPC市場が誕生して以来、NECや富士通といった、日本に本社を置く国内PCメーカーが守り続けてきたトップシェアの座を、初めて、海外PCメーカーが奪取したからだ。

と言っても、年間を通じての数字ではない。最新四半期となる2019年1月〜3月(2019年第1四半期)の数値だ。しかし、四半期と言えども、外資系PCメーカーが首位となるのは初めてとなる。
しかも、この四半期は、日本の企業や官公庁の決算が集中する時期であり、年間最大の商戦期。むしろ、日本のPCメーカーが優位性を発揮する時期でもある。ここで、首位の座を、日本のPCメーカーを退け、外資系PCメーカーが奪取したことは大きな意味を持つ。

日本HPが初めて首位に立つ

同四半期における国内トップシェアを奪取したのは、日本HPである。

同社によると、IDC Japanの調査で、18.7%のシェアを獲得。2018年第4四半期(2018年10〜12月)の3位のポジションから、一気に首位に躍り出た。「市場全体が前年同期比30%増というなかで、日本HPは前年同期比70%増という成長を遂げている」(日本HP パーソナルシステムズ事業統括の九嶋俊一専務執行役員)という。
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