公安調査庁は30日、団体規制法に基づき、オウム真理教から改称した教団主流派「アレフ」の
札幌施設(札幌市豊平区)を立ち入り検査した。
同庁によると、調査官23人が同日午前9時ごろから約6時間にわたって調べ、目立った混乱はなかった。
施設内では、教団元代表の松本智津夫元死刑囚(教祖名・麻原彰晃)=昨年7月死刑執行=の写真や、
説法を収録した書籍やDVDを確認した。検査当時は信者数人が中にいたという。
札幌施設は主に道内信者の指導のため2010年10月ごろから使われており、検査は昨年7月以来16回目。
道内にはほかに、アレフの白石施設(札幌市白石区)と、
元教団幹部の上祐史浩氏が分派、設立した「ひかりの輪」の札幌東施設(同市東区)がある。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/310399