高齢者運転、7つの掟……「逆キツネポーズ」ができない人は要注意
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75歳以上のドライバーによる死亡事故は前年に比べて急増
 東京・池袋の高架下、歩道に設置された献花台には今も100本を超える清涼飲料水のペットボトルが置かれ、その脇に50束ほどの花束が手向けられている。今からおよそ1カ月前の4月19日、87歳男性の暴走運転によって、母親と3歳の幼い娘が命を落とした。

「加害者の飯塚幸三氏は東大卒の元通産官僚。現在も入院中で逃亡の恐れもないため、逮捕はされていません。なぜ運転を止められなかったのか、と家族への批判の声も出た。死傷者は計10名で、損害賠償額は1億円を超える可能性もあります」(社会部記者)

 この痛ましいニュースを見て、“ウチの親もハンドルを握り続けているが、本当に大丈夫だろうか”と不安に思った読者も多いだろう。実際、75歳以上のドライバーによる死亡事故は460件(18年)と、その前年に比べて42件増と急増しているのだ。


逆キツネポーズ」を試してみよう

 こうした(7)認知機能の低下を簡単に確かめられる方法もある。それが「逆キツネポーズ」だ。

 前出の三村氏が語る。

「キツネのポーズを両手で作って、片方の手を反転させて胸の前で人差し指と小指をくっつける。親御さんに一度、『このポーズをそのままやって』と言って同じポーズが出来るか試してみて下さい。もしキツネを反転させられなかったりしてうまく出来ないようであれば、空間認知の機能が低下している可能性があります」