観てきたが、少なくとも亡国のイージスよりは良かった
(言い出しっぺが福井という皮肉だが、イージスの際
わざわざ庵野が書いた艦戦シーンコンテを丸々削って
エンタメ性を否定する愚行は何とか免れていた
勿論ディスプレイ描写とやっすいCGという相変わらずの邦画仕立てだが)

原作改悪の論は他の人が散々語ってるから割愛して、一番気になったのは
西島秀俊は何故劇中いつも口角を吊り上げながら喋るのか、とても目障りだった
あのようにニヤケた様に見える表情で語られると
何かしら好戦的な人物かのような印象を持ってしまう
本人の演技プランなのか、それとも監督の指示なのか
とても残念だった

イージスと真逆のモチベーションの役となる佐藤浩市は
巷で言われる程アベをディスってるようには見えなかった
ただ、一説には初号試写から公開バージョンになる際
大幅にトイレシーンを削っていたという業界人情報もあるので真偽はわからない
あと、明らかに甘利明を意識した俳優を使ってるのは心の中で爆笑した

終盤の吉田栄作のセリフがリアリティがあって良かった
正にコレが現実だと思う

最後に、演者の多いこの映画で脇役ながら光っていたのは市原隼人
数少ないシーンだが、良い表情で演技するなぁと見直した

以上