県は、県内に住む外国人が昨年末現在、三万五千四百九十三人で、前年同期より二千五百五十六人増えたと発表した。在住者は〇五年の四万四千七百二十六人をピークに減少傾向だったが、景気回復などを受け一五年から増加に転じ、四年連続の増加となった。増加した半数近くは技能実習生で、県は改正入管難民法施行などを受け、県内に住む外国人が今後増えるとみている。
県国際課によると、国籍別では中国が九千百五十人で最多。五位のベトナムは三千六百五十一人で千六十四人(41%)増え、四位の韓国・朝鮮と三十九人差に迫る。二〇一七年からベトナム人実習生を受け入れる企業が増えたため伸びが目立ち、増加分の七割超の千百七十一人が技能実習生だった。
白馬村は全人口に占める割合が10%を超え、市町村別在住者数トップの上田市の2・60%、二位松本市の1・65%などを上回り、県内最高。佐久地域の南牧村は5・50%、隣の川上村も3・29%と高かった。
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