金融商品取引法違反と会社法違反(特別背任)の罪で起訴された日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(64)と妻が昨年2月、ブラジル・リオデジャネイロのカーニバルに知人ら16人を招待し、豪華接待の費用計23万ユーロ(約2900万円)を日産側が支払っていたとフランス誌レクスプレス電子版が報じた。
 招待状はゴーン夫妻の名前で出されていたが、接待費用は日産、ルノーの企業連合の統括会社が負担。招待客の応対に、日産やルノーの社員も動員されていたという。
 レバノンの銀行頭取や議員、米国の不動産開発業界の大物やヘッジファンドの経営者、
イタリアの富豪ら男女のカップル8組が参加した。リオ在住の被告の姉も加わっていたという。

 一方、東京地裁は20日、ゴーン被告と前代表取締役グレゴリー・ケリー被告(62)=
金融商品取引法違反罪で起訴、法人としての日産=同=について、争点を整理する
公判前整理手続きを実施すると決定した。

 ゴーン被告の弁護人となった弘中惇一郎弁護士は20日、報道陣の取材に「いずれの罪名も
無罪であると確信している」と話した。
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190221/soc1902210008-n1.html