山梨県の知事らが、JRのダイヤ改定で特急「あずさ」の停車駅が減ったり回数券が廃止されたりしたことで、県内に大きな影響が出ているとして、JR東日本に対し、特急の増
便などを要望しました。
JR東日本は、ことし3月のダイヤ改定で特急「あずさ」の停車駅を見直し、山梨県東部の中央本線の3つの駅に止まらなくなりました。
これにより、県民の生活や観光産業に大きな影響が出ているとして、山梨県の長崎知事や地元の市長などおよそ40人が、16日、東京・渋谷区のJR東日本本社を訪れ、西野史尚副
社長に対し要望書を手渡しました。
要望書では、「あずさ」が止まらなくなった時間帯に別の特急を運行させることなどや、早朝の列車を増やし都心へのアクセスを向上させること、廃止された回数券に代わる新し
いサービスの創設などを求めています。
西野副社長は「どうすれば要望を実現できるのか、山梨県とコミュニケーションを取りながら研究したい」と応じたということです。
長崎知事は「決して対立するわけではなく、お互い知恵を絞りながら答えを見つけていきたい。利便性の回復、向上の取り組みを続けたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190517/k10011918831000.html