熊谷男児ひき逃げ事件 民間調査会社が証拠品鑑定/埼玉県
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190516-00010000-teletamav-l11
2009年9月、熊谷市の市道で、当時小学4年生の男の子が死亡した未解決のひき逃げ事件で、ことし2月から、事故現場を検証してきた宮城県仙台市の民間の調査会社が、16日、事件の証拠品を鑑定しました。
2009年9月30日午後6時50分ごろ、熊谷市本石の市道で、熊谷市立石原小学校4年の小関孝徳くん当時10歳が、書道教室から自転車で帰宅途中に車にひき逃げされ、死亡しました。事件発生からことしで10年となり、自動車運転過失致死罪の時効は、ことし9月に迫っています。
16日は、母親の代里子さんが、証拠品の鑑定を依頼していた日本交通事故調査機構の佐々木尋貴さんが熊谷市を訪れ、4月25日に県警から返却された、孝徳くんの自転車や衣類などの証拠品を鑑定しました。
佐々木さんは、自転車のフレームに残された傷を写真に収めたり、ハンドルやサドルのゆがみを計測したりしました。
佐々木さんは今後、証拠品を撮影した写真を詳しく分析し、あらゆる可能性を考えた事故当時のシミュレーション動画を、作成することにしています。
代里子さんは「一つ一つを丁寧に見てもらうことで、疑問に思う部分がより詳しく分かる。犯人逮捕に向け真実につながっていくものになれば」と話しています。