ホンダが8日発表した2019年3月期連結決算は、純利益が前期比42・4%減の6103億円だった。前期は米国の法人税率引き下げにより一時的に利益が大きく増えたため、その反動で大幅減益となった。英国やトルコでの四輪車生産の終了決定に伴う従業員の退職金などの費用も響いた。

 売上高は3・4%増の15兆8886億円。四輪車、二輪車ともに販売台数が増え、過去最高を更新した。営業利益は12・9%減の7263億円だった。

 四輪は販売台数が約532万台。メキシコの水害による生産減で米国は減少したが、日本や中国で伸びた。二輪は約2023万台で、初めて2千万台を超えた。
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