郵便ポストといえば、多くの人は四角い形のものを思い浮かべるでしょう。この四角い箱形のポストは、実は1970年に登場した比較的新しいもので、それ以前は円柱状の丸い郵便ポストが使われていました。
箱形のポストが増えるにつれて丸形のポストは減りましたが、現在でもわずかに残っており、実際に使われています。
そこで今回は、昔ながらの丸型ポストが、東京23区内で何本残っているのかを調べてみました。
■23区内ではたった数本しかない!?
『日本郵政グループ 統合報告書(ディスクロージャー誌)2018』によると、全国の郵便ポストの数は18万1,221本。
このうち丸形のポストがどのくらいあるのかのデータは公表されていませんが、2007年に民営化される前には郵便ポストの種類ごとの設置数が公開されています。
それによると、2006年段階で円柱形のポストの数は全国で5,162本設置されており、そのうち東京都内には510本があるとのこと。
このデータが収集されてから10年以上経過しているので、恐らく数は変動しているでしょうが、それでも都内にはかなりの数の丸型ポストが残っていると思われます。問題は23区内にどれだけ残っているかですね。
ということで調べてみたところ、
・江戸東京博物館前
・柴又帝釈天参道
・下町風俗資料館前
・西友荻窪郵便局
の4つの場所に、現在も丸形のポストがあるとのこと。他にも渋谷の東急百貨店の簡易郵便局と、西武百貨店池袋本店内の簡易郵便局にあるという情報もあります。
しかし、双方に問い合わせて確認したところ、いずれも簡易郵便局以外がすでになくなっており、その際に丸型ポストも撤去されたそうです。
(以下略)
https://news.infoseek.co.jp/article/hitomebo-28004/