自民党の加藤勝信総務会長は3日までの訪米日程を終えた。閣僚らの訪問が少ない地方都市に足を運びトランプ大統領に近い要人と会談。安倍晋三首相の後継「ポスト安倍」候補の一人として人脈づくりに努めた。国内外の知名度は他候補に後れを取っており、発信力向上が今後の課題だ。
訪米は将来を意識して外交分野へ幅を広げるため。旧大蔵省出身で税制や社会保障政策には元々通じている。会談した南部ケンタッキー州のベビン知事はトランプ氏と親密な間柄だ。共和党内で「将来の大統領候補の一人」(日米外交筋)と目されており、独自の人脈構築を狙ったのは間違いない。
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