サムスン電子が2017年に買収した米自動車部品大手ハーマンインターナショナルが、独BMWなど完成車メーカーと製品供給契約を相次ぎ締結している。
サムスンが未来事業の柱と位置付ける電装品事業に弾みがつくと期待される。19日付ソウル経済新聞などが伝えた。
サムスンによると、ハーマンはBMWや中国の長城汽車に車載インフォテインメント・モジュールを供給する。
インフォテインメント・モジュールはチューナーによる電波の受信やオーディオ再生、ナビゲーションなどの機能を集約したもの。
また、中国の北京汽車集団傘下の北京新能源汽車(BJEV)とは、複数のディスプレーを備え、ナビゲーションや速度メーターなどの情報を一覧表示する「デジタルコックピット」を供給する契約を結んだ。
サムスンは人工知能(AI)、第5世代(5G)移動通信、バイオ、電装を未来事業の4本柱として、今後3年間で25兆ウォン(約2兆4,600億円)を投じる計画だ。
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