1時間単独インタビュー 今井絵理子が振り返る平成
「今井絵理子」。この名前を聞いた時、彼女のどんな姿を想像するだろうか?SPEEDのメンバーとしてヒット曲の数々を歌っている姿か、政治家として演説する姿か、それとも世の中をお騒がせした姿か…。
平成8年にSPEEDとしてデビューした今井絵理子。煌びやかなステージの上で平成の前半を駆け抜けてきた彼女は、平成が終わろうとしている今、
芸能界のステージとは全く異質な“政治”のステージで、若手参議院議員として活動している。
今回、平成の締めくくりにあたり、私は今井議員に1時間に及ぶ単独インタビューを行い、彼女が平成の時代をどう生きたのか、そして次の令和の時代をどう生きようとしているのかを聞いた。
“記憶がない”と語る歌手時代。平成の中で彼女の青春とは
まず率直に質問した。「今井絵理子が見る平成とはどんな時代なのか」。少し考えたあと出てきた彼女の答えも、率直なものだった。
「振り返ると、私にとって平成は夢がかなった時代という感じですね。5歳のときから歌手を目指して、沖縄のタレント養成所で訓練を受けたのが小学校2年生ぐらい。
ずっと夢を追い続けて、ようやく夢がかなった時代ですかね。実は周りからは売れないと言われていて。当時は歌の世界に小学生・中学生のグループがいなかった時代でしたから。
『子供の歌を誰が聞くのか』と言われながら、それでも私達は夢をずっと追い続けていました。平成はそんな私たちが歌手デビューすることができ、大きな会場でライブをすることもでき、
次々に夢がかなっていった時代でしたね」
平成のその先の時代へ…「令和時代」でどう政治家として活動していくか
今井議員は、新元号「令和」の発表の瞬間はちょうど車で移動中だったようだ。令和が発表された瞬間の印象を聞くと、アーティストらしい答えが返ってきた。
「綺麗だなと思いました。響きが美しい。音楽の世界にいた私にとって音とか言葉はとても大事にしているものなので嬉しかったです」
ではその令和時代に、彼女は政治家としてどうありたいのか
「1人でも多くの障がいのある子どもやそのご家族に、今井絵理子が議員になって良かったと思ってもらえるような成果を出していきたい。
政治家としてのあり方としては女性らしいとか若手らしいとかではなく今井絵理子らしいね、と思われるような振る舞いをしていきたい」
そう自らの「らしさ」について語る理由は、彼女の芸能人としての過去が大きい。
「12歳から芸能界で生きてきた中で自分の性別や年齢を意識したことがないんです。平成時代を『今井絵理子』として戦ってきましたから。
令和の時代になってもそれは変わらずに、政治家『今井絵理子』としてまい進していきたい」
そんな彼女も3年後の参議院選挙で改選を迎える。まだ気が早いかもしれないが、再選への意欲を聞いてみた。
「皆さんから頑張ってと期待される以上は続けたいと思いますがまだ先のことは考えないようにしています。政治の世界は何が起こるかわかりませんし、
今できること、今やらなくてはいけないことに集中したいので」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190429-00010001-fnnprimev-pol&p=4