VRで体感する 地雷と不発弾のおそろしさ 国連本部
ニューヨークの国連本部では、地雷や不発弾のおそろしさをバーチャルリアリティーで体感できるコーナーが設けられ、多くの見学者が訪れています。
このコーナーは、国連本部の1階のロビーに設けられています。
ゴーグルをかぶると、過激派組織IS=イスラミックステートが撤退したあとのイラクの都市ファルージャの様子が現れ、避難先から帰還した男性が破壊された自宅の中を案内してくれます。
ところが、しばらくすると、突然爆発が起きて、視界が真っ白になります。
その後、再び男性が現れ、沈痛な表情で、2人の息子が自宅に仕掛けられた爆弾に触れて死亡したことを告げ、こんなことは二度と起きてほしくないと平和への願いを訴えて終わります。
コーナーを体験したカナダ人の女性は「イラクの人々の現実がどのようなものか、よくわかりました」と話していました。
UNMAS=国連地雷対策サービス部のリー・ウッドイヤー広報官は、「危険な家を安全な家にするために国連は日夜取り組んでいます」と話していました。
このコーナーは、5月20日まで設けられています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190428/k10011899451000.html
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