【パリ時事】スペインで28日、総選挙(下院定数350)の投票が実施される。即日開票され、
同日夜にも大勢が判明する見通し。世論調査によれば、サンチェス首相率いる中道左派の与党、
社会労働党が第1党となるものの、過半数には届かない見込み。一方、初の議席を
獲得するとみられる反移民の新興極右政党ボックス(VOX)が、どこまで支持を伸ばすかが
注目される。
サンチェス氏は昨年6月、前与党・国民党幹部の汚職事件を受け、ラホイ前首相の辞任に伴い
首相に就任した。しかし、社会労働党の現議席数は84にすぎない。政権発足に当たり、
北東部カタルーニャ自治州の独立を求める小党などの支持を取り付けたものの、
2019年予算案が反対多数で否決され、20年に予定されていた総選挙を前倒しした。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019042700417&g=int