娘の死を、政治の道具にしてほしくない… 遺骨を抱えホテルを転々 父の悲痛な叫び
沖縄県北谷町のアパートで米海軍兵の3等兵曹(32)が住人の日本人女性(44)を殺害後に自殺したとみられる事件から20日で1週間。
被害女性の父親(74)は「遺族がどれほどの悲しみの中にいるか、話さなければ伝わらない。この痛みに触れてほしい」と、本紙に思いを寄せた。
<中略>
娘の死を、政治の道具にしてほしくはない。国の問題でなく、人と人の問題だと思うから。
「これから孫たちの心のケアをどうすればいいのか。遺された私たちが悲しみに打ちひしがれているこの現実を、ただ知ってほしい」
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/411201
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沖縄県北谷町で発生した在沖米海兵隊所属の海軍兵による女性殺害事件を受け、沖縄県議会(新里米吉議長)は26日午前、臨時会を開き、事件に抗議する決議と意見書を全会一致で可決した。
決議と意見書は、直後に判明した脱走兵の存在や酒気帯び運転による事故などを含め「米軍基地あるが故の事件・事故」とした。
決議では@県民に改めて謝罪し、遺族への完全な補償A再発防止に向け抜本的な対策B日米地位協定を抜本的に見直し、米軍基地の大幅な整理縮小―の3点を日米両政府に求めている。
深夜外出や基地外での飲酒を規制するリバティー制度の緩和や、被害女性への接近禁止命令にもかかわらず海軍兵の外出を許可した米軍に対し「監督責任が問われる」と批判。
2016年の米軍属による女性暴行殺害事件にも触れ「繰り返された凶悪事件は県民に大きな不安と衝撃を与えた」と指摘した。
抗議決議は駐日米大使や在日米軍司令官ら宛てで、意見書は首相や外務相、防衛相ら宛て。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-909507.html