中国軍の新型無人戦闘車「ウミイグアナ」の威力
すでに米国を凌駕、無人兵器の開発に突き進む中国
2019.4.25(木)

http://jbpress.ismedia.jp/mwimgs/9/6/600/img_96d11a3f83832165e490baa084695d9b106689.jpg

中国海軍に、世界初となる戦闘用の水陸両用ドローン(無人機)が納入された。
中国船舶重工集団の子会社である武昌船舶重工集団が開発した
無人水陸両用艇(無人水陸両用車ともみなせる)で、
「海鬣蜥(ウミイグアナ)」と命名された。

水陸両用ドローン「ウミイグアナ」はステルス性能を高めたトライマラン(三胴船)である。
全長は12メートル。海上での最高航走速度は、ウォータージェット推進により
50ノットとされている。海岸に上陸すると、左右の胴体内に格納されていたそれぞれ2組、
合計4組のキャタピラが姿を現し、最高時速20キロメートルで陸上を走行する。
プロトタイプに装着されているキャタピラ装置を大型化すれば、
地上走行スピードを高速化させることが可能とされている。

ウミイグアナは、多くの軍事用ドローンと同じく衛星(中国固有の銀河システム)
を利用して遠隔操作で機動する。電子工学センサーとレーダー類が装着されており、
自律的に障害物をかわしながらプログラミングされた目標に到達することができる。
戦闘用ドローンである海イグアナには、2挺の機関銃のほかにミサイル垂直発射装置も
装備されており、対艦ミサイルならびに対空ミサイルを発射することができる。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56194