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それから47年後二式大艇の後継機US-1飛行艇は
若きアメリカ空軍士官の命を救った

前在日米軍および第5空軍司令官であったジョン・L・ドーラン中将も、自衛隊に命を救われた過去があります。


1992(平成4)年1月23日、当時勤務していた三沢基地をF-16で離陸し、米本土を目指して飛行していました。その途上、空中給油機KC-135から燃料補給を受ける際、接触する事故を起こします。これにより機体は墜落、ドーラン氏は緊急脱出し、海上へ。

その後なんと5時間も漂流する事になります。この時ドーラン氏の救助に向かったのがUS-1でした。厚木基地を離陸し、
約1000kmも離れた海面を目指しました。そして見事ドーラン氏を救助、氏は生還に成功します。

 20年経ち、ドーラン氏は、いちパイロットから日本における米軍の最高指揮官として再赴任しました。
やはり自分の命が自衛隊員の手によって救われた恩は忘れず、
就任式の際、当時のUS-1のパイロットを招待しました。
また岩国基地を訪問した際には、実際に救助活動を行った救難員にも再会しています。
当時3曹など若い階級だった彼らは、いまでは准尉や曹長となっていました。

現在はジョン・ドーラン氏は米統合参謀本部作戦部長になっている