おととしの衆議院選挙をめぐる滋賀県甲賀市の職員の開票不正事件で、市は起訴された職員3人を23日付けで懲戒免職の処分にしました。
懲戒免職となったのはおととし10月の衆議院選挙で甲賀市の選挙管理委員会事務局長を務めていた、前総務部長の保井達也被告(58)と前総務部次長の杉田洋典被告(57)、前総務課長(56)の3人です。
3人は、開票作業で数が合わなかった投票総数のつじつま合わせのために無効票を水増し、記入済みの投票用紙を焼却処分するなど公職選挙法違反の罪で先月、大津地方検察庁が、
保井前総務部長と杉田前総務部次長を起訴し、略式起訴された前総務課長は罰金50万円の略式命令を受けました。
これを受けて市は今月17日、懲罰委員会を開いたうえで「市の信頼を大きく失墜させた」として3人を23日付で懲戒免職処分にしました。
また、もう1人の前総務部次長(60)と、不起訴となっていた前総務課長補佐(51)の2人を
「重い職責にありながら不正を止められなかった」などとしていずれも減給10分の1・3か月の懲戒処分にしました。
甲賀市の岩永裕貴市長は、「極めて遺憾で責任の重さを痛感している。市民に深くおわび申し上げ、職員一丸となって信頼回復に努めます」とコメントしています。
※ソースに動画あります
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20190423/2060002483.html
04月23日 19時50分 NHK