<パパ・ブッシュが再選できなかったのは、いい人だったからかもしれない>
https://www.newsweekjapan.jp/pakkun/2018/12/post-42.php
America's Best One Term President(アメリカで一番良かった1任期大統領)。
先日94歳で亡くなったジョージ・H・W・ブッシュ(パパ・ブッシュ)はよくこう評価される。
なんとも言えない表現だ。政界の基本として、現職は選挙に極めて有利だが、
大統領も例外ではない。1900年以降、選挙で負けた現職大統領はたった5人だけ。
バイアス(思い込み)がかかっている見方かもしれないが、
再選しない大統領はかなり訳ありなイメージ。
その中の「ベスト」は「一番おいしいイギリス料理」のような、微妙な評価だ。
では、改めてパパ・ブッシュの大統領っぷりを振り返って、評価をしてみよう。まずは、何をやった人なのか?
僕個人として一番覚えているのはブロッコリーゲート事件。
「俺は大統領だ。もう、ブロッコリーなんか食べない!」と、
エアフォースワン(大統領専用機)のメニューから特定の野菜を排除した。
すると翌日、全国の農家から送られた2万トンの「抗議ブロッコリー」が
ホワイトハウスの前庭に集積された。庭師もブロッコリー仰天だ!
皆さんには「嘔吐事件」が印象的ではないでしょうか?
日米貿易摩擦の最中の92年、首脳会談のために来日したブッシュ大統領は
首相主催の晩餐会で体調を崩し、宮澤喜一首相の膝の上に嘔吐してしまったのだ。
原因は不明だが、交渉条件が呑み込めなかったためか、ブロッコリーを食べ過ぎたためかと思われる。
Bad Sushi
https://www.youtube.com/watch?v=XnOnDatqENo