今月下旬に任期満了を迎える経済同友会の小林喜光代表幹事は16日、最後の定例記者会見に臨んだ。

 小林氏は、さまざまな面で国際競争力が低下しているにもかかわらず危機感の薄い日本の現状を「ゆでガエル」と例え、徐々に衰退へ至ることに強い警鐘を鳴らした。

 小林氏は2015年4月に就任。在任中の4年間を振り返り、政治との関係は「是々非々でできた。政治的無色は守れた」と評価。しかし、財政健全化の重要性を訴え続けたものの、目立った成果が出なかったことには「むなしい」と話し、「今さえ良ければ。自分さえ良ければ。これが国を駄目にする」と健全化や改革が進まないことを憂慮した。 http://news.livedoor.com/lite/article_detail/16326441/