ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によると、ソニーは自社のプラットフォーム上で販売されているゲームタイトルにおいて
「露骨に性的な内容のもの」を規制するために、独自のガイドラインを設定しているようです。

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ソニーの広報担当から「クリエイターがプラットフォーム上でバランスのとれたコンテンツを提供できる」ようにするため、
そしてゲームメーカーとユーザーが「健全な成長と発展を阻害しない」ようにするために、独自のガイドラインを設定していることが確認できたとのこと。
日本にはゲーム内容審査して対象年齢を指定するCEROレーティングが存在しますが、こういった外部機関の審査とは別に、
ソニーは独自のガイドラインを設定して自社プラットフォーム上のコンテンツを審査しているということになります。
なお、ウォール・ストリート・ジャーナルによるとソニーが独自のガイドラインを作成した理由は、
「性的に露骨なゲームの販売で自社(ソニー)の世界的な評判を傷つける可能性があることを恐れた幹部の影響」とのことです。

ソニーにとって最大の懸念材料となりそうなのは日本の国内市場で販売されているゲームタイトルについて。
これがどういうことかというと、「伝統的に(日本国内では)未成年に見える可能性のある若い女性のヌードやイメージに対する許容度が高かった」ため、
独自ガイドラインの設定により特に大きな影響を受けるのは日本国内市場のゲームタイトルであるというわけです。

ソニーが独自のガイドラインを設定することは、
任天堂の「エンターテインメントソフトウェアレイティング委員会(ESRB)のような機関の審査を通過する限り、性的に露骨なゲームであってもNintendo Switchで販売できる」という対応とは対照的です。
任天堂がESRBにおける18歳未満購入禁止の「Adults Only(AO)」に当たるゲームをリリースしたことはありませんが、
対象年齢17歳以上で非直接的な性的表現が含まれる可能性のある「Mature(M)」に当たるゲームは販売経験があります。

ソニーがPS4での性描写を厳しく取り締まるための新しいガイドラインを作成
https://gigazine.net/news/20190418-sony-stricter-guidelines-for-sexual-content/