15日、倉敷市で道路脇の標識が突然倒れ、車にぶつかって乗っていた親子がけがをした事故を受け、警察は16日、県内におよそ11万本あるすべての標識の緊急点検を始めま
した。
15日午後、倉敷市玉島勇崎で市道の脇に設置されていた標識が突然根元から倒れて、すぐそばを走っていた軽乗用車にぶつかり、乗っていた親子がいずれも首に軽いけがをしま
した。
折れた部分は茶色くさびていて、腐食が原因で折れたとみられていますが、警察がおととし5月に行った点検では異常はなかったということです。
この事故を受けて、警察は16日から県内におよそ11万本あるすべての標識の緊急点検を始めました。
15日の事故の現場から150メートルほど離れた倉敷市内の市道では、4人の警察官が標識の柱を手で押したりハンマーでたたいたりして異常がないかを確認していました。
15日に倒れたものと同じ道路にせり出しているタイプの標識は県内におよそ3000本あるということで、警察はこれらについては来月中に点検を終えたいとしています。
玉島警察署の三宅宏忠交通課長は「住民にご心配とご迷惑をおかけして申し訳ない。二度と同じような事故が起きないよう点検したい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20190416/4020002617.html