共青団が3月下旬に全国に通知した文書によると、農村の現代化を目指す習指導部の政策を
実践するため、リーダーとなる青年を育てることが目的だ。

 具体的には、農民の思想やマナーの向上を目的とするプログラムに10万人以上
▽貧困地区などに文化や科学、衛生などの知識を普及させる夏休みの学生プログラムに
1千万人以上▽農村での起業プログラムに10万人▽農村の共青団幹部となる人材に1万人以上
――などの目標を立てた。

 だが、中国では1966年から76年の文化大革命で多くの若者が農村に送り込まれ、
厳しい労働をさせられた歴史がある。

 その一人だった習氏は当時の経験が政治を志す土台になったと公言しているが、ネット上では
「文化大革命の再来だ」との批判や「都市で仕事が見つからない学生の就職対策では」などの
声が出ている。
https://www.asahi.com/articles/ASM4C46DPM4CUHBI01P.html