【ロンドン時事】英議会は11日の審議日程を終え、イースター(復活祭)休暇に合わせた11日間の休会期間に
入った。

ただ、欧州連合(EU)離脱をめぐって議会は多くの時間を浪費した末、10月末まで離脱を再延期したばかり。
混乱のさなかの休暇入りに、国民はあぜんとしている。

トゥスクEU大統領は11日未明、EU臨時首脳会議で約6カ月間の再延期を決めた後の記者会見で、「どうか
この時間を無駄にしないでほしい」と英国に呼び掛けていた。

しかし、その直後の英下院の審議では、アンドレア・レッドソム下院院内総務(閣僚級)が「皆さん、リラックスし
た休暇を。ハッピー・イースター」と語った。議会は23日から再開される予定だ。

これに対し、ツイッターでは「トゥスク氏の発言から数時間しかたっていないのに」と驚く声や「この危機のさなか
に。恥を知れ」という怒りの声が上がっている。 

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019041200221&;g=int