2016年8月、ホームから線路に転落した視覚障害者の男性が電車にはねられて死亡するという事故が発生した。
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事故が起きたのは、東京メトロ銀座線・青山一丁目駅の渋谷方面のホームである。
事故が発生したホームには点字ブロックが設置されていたが、男性は点字ブロックの外側、つまりホームの端を歩いていて
線路に転落したという。男性は盲導犬を連れていたが、点字ブロックの一部を柱が覆っている箇所があった。
盲導犬がそれを避けようとしたために、結果として男性はホームの端を歩かざるを得なかったのではないかとされている。
このたび当サイトでは現地を訪れ、転落事故が発生したホームの現状を確認した。事故当時と決定的に異なるのは、
ホームドアが設置されたことだ。
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また、ホーム上の点字ブロックの一部を柱が覆っていた、危険な状況も解消されていた。
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当サイトが現地を訪れた理由は、もう一つある。「転落事故が起きたホームよりも危険な場所が、この駅には以前から
存在していた」との情報が当サイトに寄せられ、その実態を調べるという目的だ。
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それは、転落事故が発生した銀座線のホームではなく、半蔵門線のホームだ。「どうにか人がすれ違えるくらいの
幅しかありません。今はホームドアが設置されていますが、かつては本当に怖かったです」と情報提供者は述べる。
ホームの一部が非常に狭くなっており、電車がホームに入ってきたらそこを歩かないこと、その辺りには絶対に
立ち止まらないことを心がけていたという。「酔っ払った人がフラフラ歩いているすぐ横を、電車が通過していくのを
見たこともあります」。銀座線での転落事故以降は、半蔵門線の車内アナウンスでも、ホームの一部が狭くなっていることへの
注意喚起が行われていたという。
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東京メトロに確認したところ、半蔵門線ホームのホームドアも、銀座線ホームでの転落事故以降に設置されたそうだ。
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