8室16人、夢語る場に
八重山農林高校(山城聡校長)の新寄宿舎「みずほ寮」の落成式が7日午後、同校内であり、入寮者や設計監理・施工会社の関係者らが待望の完成を祝った。
1984年2月に建設された旧寄宿舎は築30年余が経過して老朽化が進んでいたため、同校内敷地への移転新築が決まった。
建て替え計画では、部屋数や居室面積の設計案をめぐって学校側が納得できずに作業の中断を求めていた経緯があり、昨年5月に着工。ことし3月27日に完成した。
新寄宿舎は、敷地面積1505平方bに建築面積346平方bの鉄筋コンクリート2階建て。
部屋の規模は旧寄宿舎の1部屋あたり12平方bに対し、同寮は15・64平方bに拡大。全室に冷房も設置した。
定員は1部屋2人の8部屋16人で3年生2人、2年生8人、1年生6人の満員でスタート。
増改築可能な空間があり、最大20人が利用できるようになっている。
寮費は旧寄宿舎時代の月額2万5000円から3万3000円に増額。
維持管理費を受益者に求めるもので、同校は「需用費がどの程度になるか分からないため、1年目はこの金額で考えている。もし多くて余った場合は、年度末に返金する形で保護者に説明している」と話している。
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