アメリカで「マッシュルームコーヒー」が人気の理由
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190403-00010006-dime-ent
一昨年から昨年、そして今なおアメリカでは奇妙にも思える食のトレンドが続いている。「マッシュルームコーヒー」をはじめとするマッシュルームを使ったフードアイテムが人気なのだ。
“マッシュルームコーヒー”の人気が続く
マッシュルームとコーヒーの“融合”は実に奇妙な現象のようにも思えるのだが、そこにはそれなりに納得できる理由があるという。
「ハッピーで健康的な1日をはじめるために、この2つを組み合わせることができるのです」とフロリダ州にある総合病院「ジュピター・メディカル・センター」でホリスティック内科医を務めるケン・グレイ医師は「ABCニュース」の取材に答えている。
グレイ医師によればマッシュルームにはがんの進行を食い止める成分が含まれており、加えて疲労回復、免疫機能の向上に有効に作用すると話す。
「これは多くの人々が支援している新しいトレンドの1つです。抗炎症作用、心臓血管の健康、エネルギー増進、自己免疫疾患の治癒、そしてガンとの闘いに最適なのです」(ケン・グレイ医師)
マッシュルームコーヒーの人気は今も上がり続けていて、特にサンシャインステイト(Sunshine State)と呼ばれるフロリダ州、サウスダコタ州、ニューメキシコ州で多くの支持を獲得しているということだ。
いわば“キノココーヒー”ということで、なんだか奇妙な味がしそうにも思えてくるが、テイストは普通のコーヒーとほとんど変わるところはないということだ。ブラックで飲んだ場合、酸味が抑えられているのでむしろ飲みやすいという声もあるという。
グレイ医師はこのマッシュルームコーヒーは誰のためにもよいものであることを力説している。そしてフードアイテムとしてマッシュルームコーヒーを選ぶことはきわめて賢い選択であるという。
アメリカでは徐々にこのマッシュルームコーヒーが普通の小売店でも入手できるようになってきているという。マッシュルームコーヒーの人気がどこまで続き、どこまで“本物”なのか今後もその動向に目が離せないうようだ。
マッシュルームで認知機能の低下を50%防げる
まだまだ高まりそうなマッシュールコーヒーの人気だが、最新の研究ではマッシュルームは健康に資するばかりでなく脳にもよいことが報告されている。マッシュルームを日常的に摂取することで、シニア世代における認知機能の低下を50%防ぐことができるというのである。