共産党の志位和夫委員長は1日、新元号が「令和(れいわ)」に決まったことに関し「慣習的使用に反対しないが、使用の強制に反対する」との表題で談話を発表した。談話の全文は次の通り。

 一、元号は、もともとは中国に由来するもので、「君主が空間だけでなく時間まで支配する」という思想に基づくものである。それは日本国憲法の国民主権の原則になじまないものだと考えている。

 一、わが党は、国民が元号を慣習的に使用することに反対するものではない。
 同時に、西暦か元号か、いかなる紀年法を用いるかは、自由な国民自身の選択にゆだねられるべきであって、国による使用の強制には反対する。

 一、政府は、これまでも「一般国民にまで(元号の)使用を強制することにはならない」ことを「政府統一見解」として明らかにしている。

 この立場を厳格に守ることを、あらためて求める。

https://www.sankei.com/smp/life/news/190401/lif1904010040-s1.html