ポーランドで開かれている気候変動枠組み条約第24回締約国会議(COP24)では、地球温暖化対策で被害軽減を図っても対応しきれない、
海面上昇による島の水没などの問題がテーマの一つになっている。4日に行われたイベントでは、太平洋の島国ツバルの政府代表団メンバーが、国土を失う恐れのある現状に「ツバルを出たくない」と訴えた。
ツバルはサンゴ礁でできた環礁国で、高台はほぼない。支援活動を行っているNGO「ツバルオーバービュー」の川阪京子さんによると、
2000年ごろから首都フナフティで、大潮の日に地面から海水がわき出て浸水する現象が多く見られるようになった。勢力が強いサイクロンが近づき、大きな被害をもたらすこともあるという。
ツバル政府代表団のマイナ・タリアさんはイベントで「海面上昇が理由で移住を余儀なくされることが現実になりつつある。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018120500708&g=pol