栄養価が高く、日本の食卓に欠かせない卵だが、週3個以上食べる人は心疾患のリスクが高まるという論文が米医学誌で発表された。世界的に卵の
消費量が多いといわれる日本人にとっては看過できない結果だ。
 米CNN(日本語電子版)が報じた。米ノースウエスタン大のビクター・ゾン氏の論文では、食事からのコレステロール摂取が1日当たり300ミリグラム増えると、
心疾患のリスクが高まるという。多くのコレステロールが含まれる卵を1日当たり半個多く摂取するごとに心血管系疾患のリスクは1・1%上昇し、早死にリスクは1・9%上昇するとしている。
 鶏肉や鶏卵の専門紙、鶏鳴新聞のサイトによると、国際鶏卵委員会が発表した年間の日本人の卵の消費量は、333個。1日1個ペースだ。山野医療専門学校副校長で
医学博士の中原英臣氏は「卵にコレステロールが多いのはその通り。安くて栄養価が高いが、過剰に摂取するべきではない。薬でコレステロール値を下げることもできるが、
やはり何でも偏食はよくない」と解説した。

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