【新井氏独占手記】現役最後は日本シリーズの真剣勝負…そんな選手なかなかいない
昨季限りで現役引退した元広島の新井貴浩氏(42)=本紙評論家=が16日、
オリックスとのオープン戦(マツダ)で引退セレモニーに臨んだ。試合前には始球式を行い、
サプライズ贈呈では山本浩二氏、黒田博樹氏が登場。試合後の引退スピーチでは、
涙を潤ませながらファンへ感謝を伝えた。また、デイリースポーツに独占手記を寄せ、
4連覇へ太鼓判を押した。以下は新井氏の手記。
2月はプロ野球のキャンプを訪問させてもらった。スーツ姿に不思議と違和感はなかったけど
引退したんだなと実感が湧いた。これまでカープとタイガースのキャンプしか知らなかったから、
いろんな練習を見ることができて面白かったし、勉強にもなった。12球団を見て感じたのは、
今年もカープは強いということだ。間違いなく優勝候補の筆頭。みんなが元気でケガなく頑張れば、
「4連覇」の文字は十分に見えてくるはずだ。今年は丸が抜けた。戦力的に見て自分の抜けた
穴はたいしたことはないけど、丸の穴は簡単には埋まらない。だけど、カープには
いい選手がたくさんいる。どんどん名前が出てくるし、新しくチョーさん(長野)も加わった。
ファーストもレフトもポジション争いは激しい。丸がいなくなったのを一人で埋めようとするのではなく、
みんなで競争して切磋琢磨(せっさたくま)してやっていけば、チームの力はまた底上げできる。
後輩たちには「風邪引くなよ、ケンカするなよ、ちゃんとメシ食えよ」と伝えたい。ファンの方と一緒に応援している。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190317-00000033-dal-base